Quote reblogged from today's clips with 72 notes
長年、日本の出版社は上記の再販制度と委託販売制度のもとで、自分たちが売りたい本を売りたい値段で市場に投入する自由を謳歌してきました。もちろん、売れなければ返品の山となりますから、読者側のニーズをにらんでということではありますが、基本的には川上からの視点で流通をコントロールすることができたのです。
しかし、電子書籍についてはこのような自由は必ずしも保証されないということになるでしょう。仮にアマゾンが日本においてキンドルを大量に販売することができたとき、多くのユーザーがアマゾンから電子書籍を購入することになります。そしてその価格は、アマゾンが売りたい値段、ということになるのです。このような値付けの自由が販売店にある状況は、これまで日本の出版社がほとんど体験することがなかった状況になります。そこで、各出版社は電子書籍を自らの出版活動の中でどのように位置づけ、どのような価格政策を採用していくのか、を考えなければならないのです。
Source: pdl2h